『いじめ』こそされなかったものの、私はまるで空気扱い。
クラスメイトはおろか、千夏にまで、無視された。
千夏のことを信じてたのに。
千夏が大好きだったのに。
千夏の笑顔をたくさん見たかったのに。
千夏、千夏、千夏。
あなたの名前を何度呼んでも、何度つぶいやいても、何度叫んでも、きっとあなたはもう、私には振り向いてくれないね。
悲しい、というより悔しいという感情が強い。
私達の友情のもろさを、危うさを、痛感してしまう。
そして―――私は千夏となっちゃん、二人の大切な親友を一時の間違いで失ってしまいました。

