君と僕を繋ぐ橋



彼と話すのは、2回目。

……また、助けてもらっちゃった。


「どーいたしまして!
………それよりも、こんな昼間にどうしたんだ。」

「あ、えっと………」

こんなに優しくしてくれる相田くんに本当のことなんか言いたくない。
答えにくそうにすると。

「まっ、俺もサボりだしな。」

ケラケラ笑って私を落ち着かせてくれる。
そんな彼にもう一度、お礼を行って立ち去った。

それからは、公園で時間を潰したり、図書館で勉強したりして、あっという間に一週間が過ぎた。