君と僕を繋ぐ橋


「はぁ、はぁ、よくも逃げやがったな。
覚悟しろよ。」

男の人特有の低い声。
少しビクビクしながら、でも、心は、終わりを告げていた。

殴られるっ、
そう思ったその時。
…バシンッ!
鈍い音がその場に響き、私は痛みを感じずにすんだ。