とりあえず、来た道を戻って、商店街辺りに行く。 補導、とかされないよね。 それこそ、お母さんに全部が伝わってしまう。 走って商店街から、離れていく。 すると、目の前には、昼なのに明るさを一切感じさせない路地裏があった。 ここら辺なら、平気か。 そう思い、路地裏に入って行った。 何があるんだろう。 不思議に胸をときめかせて。 しかし、心とは裏腹に聞こえる音は、バキッとか、ボキッとか……。 もしかして、そう思ったときにはもう遅かった。