つい、大号泣してしまって、気づいたら、そのまま寝てしまっていた。

「んぁ、………今日、寝過ぎだなぁ。」

そんなことを思いながらも、涙が嫌なくらい出るんだ。


こんな辛い思いしたくないよ。
待ってて、なっちゃん。

今、あなたと同じ世界に行くよ。


これは、逃げてるってことなのかな。
でも、もう、何でもいいや……。

私、なっちゃんがこんなに大切な存在ってこと、10年間一緒にいて気づけなかったなんて…

早足で、屋上への階段を上る。