早川が、俺と反対方向から歩いてきて、ベンチに腰をおろした。 と思ったら、泣き始めた。 うつろな目で下を向き、なにかを思いだすかのように… 「早川……?」 俺の声は、誰にも拾われることなく、風に乗って消えていった。