諦めた、それが俺の心だった。

それからは、告白の呼び出しも全て無視した。
友達とも張り付けた笑顔で話した。


たまに、来ている屋上。

笑顔に疲れてしまったとき、よく来る場所。
人生に疲れてしまったとき、よく来る場所。

死のうと思ったことも合った。
でも、死ななかったのはー―ー死ねなかったのは、勇気がなかったからだ。

はぁ。1つにため息をついて、屋上の扉をあける。