家族の森の独りちゃん




家を出て10分



今は維兎の家の前、維兎怒ってないといいんだけど…



ーピンポーン…



ーガチャ…




「「…………………………」」




ドアを開けたのは維兎…


90度腰を曲げてお辞儀しているのは………私…



「あの~、琴琶?どうしたの?」



「学校においてけぼりにして、誠にすみませんでした!!」



「あ、いや、大丈夫だけど、わざわざそれだけのためにうちまで来たの?いいのに、そんなこと」



おおう、なんと優しいのでしょう!!


うちの彼氏は!