「おぉ……!綾瀬のほっぺた、お餅みたいに、すっげー伸びるな」


私の頬を、両手で思いきり引っ張った。


「はっ、速水くん。いひゃい、いひゃいれす」


「はははっ。綾瀬、めっちゃ可愛い。
どう?これで信じた?」


「信じた」


本当に夢じゃないんだ。
どうしよう、すっごく嬉しい……。



「綾瀬、返事……聞かせて?」


「……私もっ、速水くんのことが。礼央くんがっ……ずっと好きでした。だからっ……私と、つ……」


「ちょっと、待った!」


えっ。