音楽プレーヤー









カケルはいつも通り、何事もなかったかのように、
教室で音楽を聴くのを日課としている。





あたしは毎朝、カケルに声をかけていたけど。

最近はかけていない。

クラスではあたしたちは別れたことになっている。




それで良い。

あたしのキモチは、秘めたままで。

押し殺すことが出来たら…良かったのに。







「カケル……。
ねぇ…どうして、女の子を殺すの?

どうしてあたしは、殺していないの」





被害者には共通点がない。

だからあたしも殺されていたはず。

現にカケルは殺そうとしていた。





なのに。

カケルは……あたしを殺すのを止めた。

どうして?








「あたしを、殺す必要がなかった?」






じゃあ、被害者は殺される必要があった?

エリも?

他の子も?