それから、1ヶ月。
月日が経つのは随分早いと、実感する。
『続いてのニュースです。
またしても起きました。
連続女子学生殺人事件が。
殺されたのは、市内の高校に通う3年生○○カコさん。
刃物で殺害されているのが、家族によって発見されました。
現在、カコさんの葬儀が行われています。
――現場の――――』
画面が切り替わると同時に、テレビのスイッチを押す。
はぁ、と溜息をつき、部屋へ向かってベッドに寝転がる。
朝のニュースは見なくなった。
怖くなったから。
だけど、夕方のニュースは観るようにしている。
代わり、になっている。
そこでまた、あたしはあの事件を見るのであった。
「…何で殺すの、カケル」
聞きたい。
聞けないのが、現実。


