音楽プレーヤー










「当たり前だろ、お気楽女」


「……さっきの慰めも?」


「ああ。
いつかお前を楽に殺すための、作戦だ。

言っておくけど俺、
今日お前を殺すために来たんじゃねぇよ?

親友を殺されたお前に優しくして、殺しやすいようにしたんだ。

だけど、驚いたぜ。
まさか、プレーヤーの中身知るなんて…な。

知ったからお前は今、俺に殺されるんだよ」





プレーヤーはまだ、あたしが強く握りしめている。

カケルは真っ暗な瞳を、ギラリと光らせた。





「お喋りはここまでだ。

……じゃあな、マナ」




ナイフを弄ぶのを止め、強く柄を握るカケル。

そして――あたしへと突っ込んできた。





逃げられない!

そう感じ、目を強く瞑った時だった。











「ただいまー」




カケルがあたしの前でナイフを振り上げた瞬間。

扉が開く音と共に、声がした。