「……何だ、マナ知らないの?」
笑みを消し、
キョトンとした可愛い表情をするカケル。
ほんの少しだけほっとした。
だけどそれは、崩された。
「連続通り魔事件の被害者の名前だよ?」
さも当たり前かのように、模範解答を言うかのように。
カケルは簡単に、残酷なことを言い放った。
「マナ前に言っていたよね?
毎朝着替えをしながらニュースを見ているって。
だから知っていると思ったんだけど。
やっているでしょ?
毎日のように。
連続通り魔事件のニュース。
あっ。
最近エリちゃんの事件から、連続女子学生殺人事件になったんだっけ?」
世間話をするかのように、
ニュースキャスターよりも淡々と話すカケル。
「か…け……る………?」
何を、言っているの?


