「わかるか、ユズキ。
オレを選ぶってことはなあ、オレのモノになるってことだ。」
「……ハル君のモノ?」
「そうだ、オレはずっと待ってた。」
長門 春海は彼女を欲していた。
「お前が、オレ好みの女になるのを
ずっと、待ってた」
長門 春海は必要としていた。
「いいか、お前は、ただの怪物だ。
俺と一緒に、地獄に堕ちる運命だ。」
芹沢 ユズキも欲していた。
「……私は、ハル君が……好き。」
「そうだ、お前はオレが好きなんだ。」
芹沢 ユズキはずっと必要としていた。
「だから……、私はハル君を……」
それなのに……
「ハル君を選ばなければならない……、
それが私の運命。」
それなのに、なぜそんなに急ぐ?
芹沢 ユズキは
長門 春海は
何に対して そんなに怯えるんだ?
お前たち怪物が本当に必要としてるのは
いったいなんだ?

