その女は、いつも校門で男を待っていた。 彼氏でもない歳上の男が大学から出るのを待っていた。 女の名前が 芹沢 ユズキだと知ったのは クラスメイトがうわさしていたからだ。 男をコロコロと変えるクソビッチ。 そのくせ、セックスどころかキスすら、させない。抱きしめたら即アウト。速攻、別れる。そしてまた新しい男をつくる。 でも、校門で長身の男を待つ彼女は噂とは違っていた。 まるで子どものようにそわそわと男を待ち、 男の姿を見ると子犬のように駆けつく。 表情豊かな女だった。