お前のとなりは俺だから



私がそう言うと、「また?」とさらに心配そうな顔をする。


「最近、ずっとそうじゃん。もうそろそろ、病院に行ったほうがいいんじゃない?」


そう言ってくれる楓に、「大丈夫だよー」というと、楓は黙った。

皐月は、喋らない。

私の顔を見たまま、一切口を開かなかった。

そんな皐月を無視して、私はお弁当を食べた。


――次の日……。


「テメェー、マジしつけぇーんだけど」


そう言いながら、いつも通りやられる私。


「存在が邪魔だっつってんだろ!」


そう言って、私のお腹に蹴りを入れる。


「ゔっ」


私は、今の今まで、全くやり返してはいなかった。

こいつらにやり返しなんかしたら、なんだか、こっちが負けな気がしてたから。


私が痛みに悶えていると、誰かが言った。


「皐月くん、なんでこんなやつと一緒にいるんだろうね? 皐月くんの株が下がるって」


そう言いながら、ゲラゲラ笑っているこいつらに、私は、殺意を覚えた。