それから一週間。
嫌がらせは、どんどんエスカレートしていった。
初日の上履きの件に関しても、やはり私が忘れたのではなかった。
落書きされて、静かに、ゴミ箱の中で眠っていた。
そんなものを、皐月に見せるわけにはいかない。
だから、見つけた上履きを、見つからないように持って帰って、次の日から、新しいのに変えた。
また、やられては困るから、毎日持って変えることにすると、今度はノートや教科書が狙われた。
やられては困るので、毎日持って帰るはめになっている。
……なんだか、真面目ちゃんになった気分だ。
まぁ、持って帰ったところで、たいしてしないのだが……。
そんなこんなで一週間ほどたった今では……
「おーい、夏菜ちゃーん! ちょっと来てよーっ!」
と、呼び出しを食らうまでに、事態が進展していた。


