「あっ、ちょっ!」
私は、優太から少し離れた所に逃げながら、袋の中身を見てみる。
「私に見られちゃいけないって、
何かいかがわしい物が入ってるんじゃ‥‥」
と、優太を見ながらニヤニヤしてみる。
私が袋の中に手を入れてみると‥‥‥
「‥‥‥薬?」
そう。この袋の中に入っていたのは、数種類の薬だったのだ。
「‥‥‥優太?」
「だから見せたくなかったんだよな‥‥‥」
そう言いながら優太が頬をかく。
「なんで薬なんか‥‥」
私が優太にそう言うと、優太は口を開いた。
「俺、ここに転校してくるちょっと前に、
風邪引いてたのこじらせちゃってさ‥‥。
それで、回復したかな? っていう
次の日が学校だったからさー」
そう言って優太は笑う。


