すると後ろからにゅっと手が2本伸びてくる。
「いゃ‥‥んー、んー!!」
「しっ! 静かに!!」
私の口には手で押さえられていて、もう片方の手で、私の体を後ろから軽く抱きしめられている。
ていうか‥‥この声‥‥‥
私は、口元にあった手を下にさげて、「ぷはぁ」と息を吐き出す。
上を見上げながら、
「ゆ‥優太?」
私がそう言うと、「そう、当たり」と言って、私を開放してくれた。
「こんなとこで何してるの?」
優太が私に聞いてくる。
「寝られなかったから」
私が少し笑いながらそう言うと、「そっか」と笑いながら返事をしてくれた。
「優太は? 何してたの?」
私がそう聞くと「え、いや〜」と、言葉を濁す。
「さっき、ガサガサしてたよね?」
「き、気のせいじゃ‥‥」
「あ、なんか持ってる」
「持ってない!!」


