「風邪引いちゃダメ出し、そろそろ帰ろっか?」 私がコクリと頷くと、優太は、スッと立ち上がり、私に手を差し伸べる。 その手を取り、私も立ち上がった。 優太は、そのまま歩き出した。 二人で手を繋いで歩く時間は、とても居心地が良くて、安心できる時間だった。 「ねぇ、由希?」 「なに?」 優太がチラリとこちらを伺うように話しかけてきた。 「明日のキャンプファイヤーさ‥‥。一緒に‥‥見ない?」 その言葉に私は、大きく頷きながら、 「うんっ!」 笑顔で応えたのだった‥‥‥。