そんなことを思いながら、三人はおいしく食べていた。
「由希、ココ付いてるよ?」
そう言って優太は、自分の口の端をトンッと指で軽く叩いた。
「え、どこ!?」
私が焦りながら優太が指したところへと自分の手を持っていく。
「と、とれた!?」
私は、恥ずかしく思いながら優太に聞く。
「いや、まだここに‥‥‥」
優太が手を伸ばしかけた時、私の隣から、「違うって〜」と声がした。
「ここだよ?」
そんな声が聞こえた時、
チュッ
私の口の端に、柔らかい何かが当たったのが分かった。
瞬時に、何をされたか分かった私はそこを押さえながら、思い切り椅子を立った。
「‥‥なっ、なにして‥‥‥っ!!」
私が目を見開きながら、礼央くんを見つめる。
すると礼央くんは、「いや〜、全然違うところだったから〜」と、ニコッと笑いながらそう言った。


