だけど、意外といい人で‥‥‥


「なぁ、ゆっきー?
今かなり失礼なこと考えたな?」


‥‥‥と、感が鋭くもある。

まぁ、でも、軽そうな‥‥‥


「え、俺の言葉、ムシ!?」

「佐伯! 無駄口叩く暇があるなら手伝え!」


‥‥‥軽そうなイメージだけど、んー、なんていうか‥‥‥。

空気読めるし気が利くしで、話ししてても面白いということもあり、私と礼央くんは、仲のいい方である。


そしてもう一人は‥‥‥


「あ、ちょっと三神くん!!
そこの鍋の火、止めて!!」

「あー、これ?」


美咲が慌ただしく動いている隣で、のんびりとマイペースさを保っている人。


‥‥‥優太である。


班を決めるときに、何故かよくわからないのだが、優太と私は先に、先生の方で決められていたのだ。

この班のメンバー数は、4人だ。

くじで、どこの班になるか決めるのである。

だから、美咲が私と同じ班になれたのは、恐らく、いや、絶対に奇跡だろう。