「……優太?」
初めから最後までを見ていた、美涼と聖矢。
美涼は驚いて、言葉も出ないようだ。
聖矢も、優太に、恐る恐ると言った感じで声をかける。
「――……で」
「どうしたの?」
今まで言葉を失っていた美涼が、いつも通りの、優しい顔でそう聞いた。
すると優太は、みんなの顔を見ながら、大きな声を出した。
それだけなら、まだ皆は何も言わなかっただろう。
だが、その叫んだ言葉に、聞いていた三人は驚いたのだ。
「僕の誕生日を祝わないでっ!!」
優太は、ボロボロと涙を零していた。
「……優太?」
「僕の誕生日を……祝わないで……っ」


