「……分かった」
父さんはそう呟く。
そして、母さんの所まで歩いて、「仕方ないな」と、いつもの顔で言った。
「……許してくれるの?」
母さんは、驚いた顔をして言った。
「帝王切開にするべきだって言おうとして帰ってきたが……」
父さんは、少し口元を緩めながら、母さん頭に触れた。
「優美の気持ちが固まっているなら、……何を言っても無駄だろう?」
父さんがそう言うと、母さんは嬉しそうに笑った。
「元気になれば問題ないんでしょう?」
母さんがそう言うと、父さんは、「あぁ」と頷く。
「じゃあ、お父さんには、私が元気になるように、いっぱいサポートしてもらわなくっちゃね」
と、母さんは、いつものように笑ったのだった。


