それから、月日は流れ、秋。 あれから母さんは、ずっと入院している。 小学校に上がったばかりの聖矢は、とても寂しそうだった。 学校から帰ってきておばあちゃんと一緒にお見舞いに行く。 それがもう、毎日の日課になっていた。 私はもちろんだが、聖矢は、私以上にとても喜んでいた。 ……ところがある日。 涼しい風が頬を撫でるようになってきた10月下旬。 私と聖矢とおばあちゃんとで、いつものように学校から帰ってきて、母さんのお見舞いへと向かっていた。