「赤ちゃん、いつ産まれるの?」 目を輝かせながら、座っている母さんのお腹に、そっと触れながら聖矢はそう言った。 そんな聖矢に、「ん〜、聖矢がしっかりお兄ちゃんになれたら、産まれてくるかもしれないな〜」と、そんな言葉を返す。 「僕はもうお兄ちゃんだよー!」 「まだまだお兄ちゃんには、程遠い〜」 そんな風に母さんが言うと、聖矢はムーッと怒りだす。 それを見た母さんが笑う。 ……そんな、何気ない日常。 小学校から帰ってきた私達は、帰ってきたら、我先にと母さんのところへと行っていた。