……ここは、病院前にある喫茶店。
私は、美涼姉ちゃんに連れられて、この喫茶店の中へと入った。
「で、聞きたいことって?」
美涼姉ちゃんにそう言われ、私は今更ながら、少し躊躇った。
優太のお母さんってことは、美涼姉ちゃんのお母さんでもあるわけで……。
美涼姉ちゃんは、優太と9歳離れているから、お母さんが亡くなった時は、小学3年生。
お母さんと一番思い出があるのも、長女である美涼姉ちゃん。
……こんなこと、聞いてもいいのかな……?
私が悶々と考えだしたのを見て、「そんなに言いにくいことなの〜?」とニコニコしながら待ってくれている。
私は、意を決して口を開いた。


