「どうしてこのタイミングで……、思い出しちゃうかな……」 そう言いながら優太は、自由な方の腕で、自分の顔を隠した。 「ねぇ、なんで別れようって言ったの」 「何回同じ質問してるの。ずっと言ってるでしょ。俺じゃ幸せに出来ないからって」 「ねぇ、私の幸せって……何?」 私がそう言うと、 「そりゃ……、由希をしっかり守ってくれて……大事にしてくれる人? そんな人と一緒に居ること……だと思う」 と、優太は言った。