でも、明らかに大丈夫じゃないその顔色を見て、私は近くにあったベンチに座らせた。


「なにか飲む? すぐに買ってくるよ?」


私がそう言うと、優太はフルフルと顔を振った。


「じゃあ、何か……」


私がそう言うと、優太は立ち上がろうとする。


「だ、ダメだよ! まだ座ってなくちゃ……」

「なぁ、由希」

「……? どうしたの?」


私は、首を傾げる。