明らかに拍子抜けしている兄ちゃんの顔を見て、俺は我慢できずに吹き出してしまった。
しかし、最初から抑える気もなくゲラゲラと笑っている姉ちゃんのおかげで誰にもバレてはいなかった。
まぁ、要するに、兄ちゃんの存在は、おみやげに負けたということだ。
……ざまぁだな。
「ほら、二人とも。これ持って、ちょっとそっちへ行っててな〜」
兄ちゃんは、陸斗と海斗にお菓子を渡した。
二人は、目を輝かせてそれを受け取り、兄ちゃんの言葉に素直に従って、あっちへ行った。
陸斗と海斗が向こうへ行ったとたん、急に顔をキリリッとさせた。
こちらに向き直ったかと思うと、側にあった机を、ドンドンッと二回叩いた。


