「あー、そういえば兄ちゃんが帰ってくるんだったっけ?」 俺がそう呟くと、リビングの扉が開いた。 俺の、おかえりという声は、元気な二人の声にかき消された。 「聖矢兄ちゃんだー!!」 「だー!!」 陸斗と海斗が走って、兄ちゃんのもとへ駆けていく。 嬉しそうに二人の頭をガシガシ撫でている兄ちゃんをよそに、陸斗と海斗は、ズイッと手を前に差し出して…… 「「おみやげー!」」 と、キラキラした顔でそう言った。 さすが双子。 そっくりなうえ、息ぴったりだな……。