「それはただ、姉ちゃんの言葉が少なかっただけだと思う」 ……マジか……。 「由希が、兄ちゃんに会った日」 「……それがどうしたの?」 私がそう言うと、優太は話しだした。 「俺、思いっきり由希に避けられてただろ? 俺、避けられる心当たりがなくてさ。それで……」 ―――――……… ―――…… 「ただいまー」 姉ちゃんと双子、そして俺がいつも通り過ごしていると、玄関が開いた音がして、そんな声が聞こえてきた。