「ふっ……」 なにそれ。なんだか、お父さんみたい。 まぁ、理性崩壊とか言うお父さん、ドン引きだけどね。 けど、そーゆーとこも全部含めて…… 「……好き……」 体育館へ戻ろうとあたしの手を取ったレンの背中につぶやく。 「そんなに言うの?」 振り返ったレンの顔は、案の定少しだけ赤くて。