もっとそーゆー顔させたくて、困らせたくて、ぎゅっとあたしから抱きしめた。 ────ぬいぐるみとは全然違う。 もっともっと愛しく、大好きな気持ちが溢れ、かけがえの無い存在。 誰もいない体育館の裏、放課後。 実行委員の仕事を投げ出して。 「……ねぇ、レン。好き。……返事は?」 「……俺も好き」