「……ね。着替えるんだけど」 曲がりなりにも好きな子の手前、部屋着でいる訳にもいかないのと、 異性として意識してもらっていることの確認も兼ね、一言そう発した。 「許可取らなくても……ここレンの家じゃん」 ……眠そうに、うとうとして返ってきた返事。 ────はぁ。 「確かに」 ため息混じりにつぶやく。