「熱?……勉強してないのに、知恵熱?」 うっさいなぁ、もうっ! 恥ずかしさのあまり、レンのベッドにもぐり込んだ。 1人丸くなって寝込む。 布団の中は、当然レンの匂いでいっぱい。 ……ちょっ、あたしなにやってんだろ……っ。 男の子の布団にもぐるなんて……暴走しすぎて混乱するにも程がある……っ! もう、どうすればいいか分かんないよぉ……。 レンの布団をすっぽりかぶって、ドクドクとうるさい心臓を鎮めようとした。