1人でドキドキして、ふいっと視線をずらす。 ようやく着替えも終わったのか、白のパーカーを着て、 なんか飲む?と何食わぬ顔で聞いてきた。 意識してるのが自分だけで、レンは何も感じてないのだと思うと、なんか悔しい。 「サイダー2リットルのペットボトルで!」 ムッとしながら答えた。 「そんな飲むの?」 さすがのレンも目丸くしてる。 ……飲めないけど。