チラッとレンを見ると、なんだか無表情の上に無表情。



ちょっとご機嫌ナナメ……?




レンだって男の子だし……あたしにあんなことされて、恥ずかしかったのかな……。


でも、『そのままアイは肩にもたれてて』っていってたよね……。



あ、あれも……レンは優しいから気をつかってくれたのかな。




全然気にしてないの、あたしだけだったのか……。






ごめんね、レン。もう……馴れ馴れしくしたりすないようにするから。





みんなの視線が痛い中、何も言わないレンに向かって心の中で謝った。