実行委員はさっそく、今日集まりがあるっぽい。
集合場所は会議室。
もうみんな集まってるかな。
パタパタと走り、会議室の前へ。
「……あ、アイ」
低く優しい声に振り向くと、無表情のレンが突っ立っていて。
「なったんだ、実行委員」
焦げ茶色のサラサラの髪の毛を揺らし、あたしをちょっと眠そうな目で見つめる。
身長はいつの間にか、気づいたら抜かされていた。
……ちぇ、小学生の頃はあたしの方が大きかったのになぁ。
「当たり前。だって約束したし」
レンに向かって、にっと笑う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…