「んっ…」 「愛華!」 私はゆっくり目を開けた。 頭がいたい…。 「いく…と…」 目の前には郁人の姿があった。 「愛華。ごめん。俺は兄として寄り添ってやらなきゃいけなかった…なのに」 「私がいけないの…私がお父さんとお母さんを…」 ころした。そう言いかけた時、郁人が遮って大声を出した。 「愛華のせいじゃない!!! わかってたんだよ…でも俺は、、 本当にごめん。 お前は悪くないんだよ…。」 郁人…やめてよ…私が悪いのに…そんな泣きそうな目をしないで…。