今日は幹部と総長たちの引退式の日。
もう直ぐで三年生になる私達はそれぞれ未来に向けて忙しくなる。
だから、引退し、次の代へ引き継ぎをするらしい。

姫王の溜まり場で、挟蘭と合同で行われる。
最近では二つの暴走族は一つの集まりのように仲がいい。

「んじゃ、行こうか。
あれれ?蓮司君緊張してるの??」

斗愛が馬鹿にしたように蓮司へ話しかけた。

「うるせっ…」

皆本当に仲良くなったね。
私は少し微笑み扉を開けた。