皆が歓迎会を開いてくれてから一週間が経った。
悠之介と旬は友達として仲良くしている。
良かった…のかな。

男同士なんて…って皆から言われるから皆には言わないでって言われたけど、ここの人達はそんな人じゃないと思う。
私からは何も言わないけど…。

それに恋なんて自由だと思う。
誰が誰を好きでいようと、恋は頭じゃなく心でするものなんだ。

だから、男の人が男の人を好きでいようと普通のことじゃないかな?
ただ好きになった人が男の人だったってことなだけで。

「い…アイ!!」

「っ!
は、はいっ!!」

自分の世界に入っていたみたい...。
今、私は姫王の溜まり場の目の前に立っている。

私の横には幹部や総長が立っている。