「どうした?
どこか痛いのか?」

突然俯いた私を不思議に思ったのか蓮司は私の顔を覗き込んだ。

「え?顔真っ赤だけど、どうした…まさか照れた??」

「えっ…違います…っ!」

言われたことが図星で私は余計に赤くなった。
ふと蓮司を見ると蓮司まで赤くなっていた。

「蓮司も…赤いじゃない…。」

「これはお前が可愛いから…」

「え…?」

今可愛い…って?

「なんでもねぇよ

ほら、バカどもに毛布をかけにいくぞ」

私の頭をグシャグシャと撫で蓮司はリビングへ戻ってしまった。

蓮司に触れられたところが熱い。
頭を押さえた。

心臓がドキドキしてる…。