【完】喋れない可憐な華~番外編追加~


そのあとペンで文字を書いたり、日常のことをやった。

「日常のことは出来ているので、おそらく一時的な記憶喪失だと思われます。
しばらくすれば戻るかもしれませんが、戻らないかもしれません。」

そう言い残し医師は病室を出て行った。

「君の名前は赤塚愛華。
そして、俺の名前は山川蓮司。」

あかつか あいか…。
私の名前は赤塚愛華。

金髪の男の人が、やまかわ れんじ。

「やま…かわ…さん」

私は口に出した。
声が出た…。

私は喋ってはいけないのに、この人の前では喋っていいような気がする…。