利用しようとしてた…か。

その通りかもしれない。

愛華がいればあいつの呪縛から解き放たれると思っていた。


「斗愛…愛華は…?」

目の前からは翔太と旬、悠之介が歩いてきた。

旬と翔太の顔からは大量の血が流れていた。

これも俺の…せいだな…。


「愛華と郁人は姫王を抜けた。

ごめんな…俺のせいで」

「…は?なんでだよ、。
なんで愛華と郁人が!
意味分かんねぇよ」


「なんで?僕何かした?
アイ…」


「なんでだよ…」

翔太、旬、悠之介…全部俺のせいなんだ。

俺のせいで…。


「俺のせいだ…ごめんな。
なぁ、翔太俺の事を殴ってくれ」


誰か俺を罰してくれ…。