「んで、いつまで郁人と手を握ってんの」

斗愛が郁人と繋いでる手を取り私を引っ張った。

「はぁ!?おい!ふざけんな!
なにちゃっかり手なんか握ってんだよ!」

真っ赤になって斗愛に飛び蹴りをしている凛夜。

「片方は僕と繋ごうね!」

繋がれていない片方の手を取る翔。

「じゃあ、俺は翔さんと繋ごう!
えっ!待ってください!嫌そうな顔しないでくださいよ!」

ニコニコ笑っている流喜。

他のみんなは冷たい目で両脇の人を見ている。