私が大学生になったばかりのときに、まだ17歳の高校生だった雄大と出会った。





「ケーキ、頼んどいたんだ。ごちそうもいっぱい作ってるから、一緒に食べよう」




「うん!ありがとう」




そのために、優の家ではケーキ以外ほとんど食べないようにしてたんだよ。




雄大の作るご飯は、大好き。





すごくおいしくて。



すごく落ち着くの。安心する。


ほわって、胸があったかくなる。


どんなに疲れていても、悲しくても、嬉しくても…。



まだ優への想いが残っていて、弱っている私を、雄大の料理が助けてくれた。




雄大からの猛アタックで、私と雄大は付き合うことに。