「おい華美、行くぞ?何ボーっとしてんだよ」 優の声に、はっと我に帰り、急いで笑顔をつくる。 「ごっごめーん、ちょっとね〜⁇」 「うっわ怪し…。なんだよ…」 「まあまあ♡さあ、学校へゴー‼︎‼︎」 「…GO(ゴー)くらい、英語使えよ」 「うるっさいなぁ、このA型男っ」 「勝手に言っとけ、このO型女っ」 私たちは他愛のない会話をしながら学校へ行った。