『俺、お前のことは幼なじみとして見れない』 ----------朝 最近いつも同じ夢をみる。 まだ彼と私が、普通に喋れていた頃の夢。 でも幸せな夢の最後は必ず、彼からの拒絶の言葉なんだ。 起き上がって時計を見てみると、まだ朝の5時だった。 最近この夢のせいで起きるのがはやい。 でも今日は特に早く起きてしまった。 それもそのはずだ。 今日は高校の入学式。 そう、3年ぶりに彼と同じ学校で過ごせるのだから。