【完】愛しの君へアイラブユー



兄貴にも聞いてみたけど『俺で試すか?』とか言われてまじでキスしそうになって一生こいつには頼らない。と心に決めた。




世間の男はみんな自分からキスして…俺には無理だ…



今もそう。先月も同じことをしたけど一向に慣れない。



桃果とはデートはするけどキスとハグは絶対しない。


手を繋ぐだけ。



だって…そんなにしたら俺の心臓が…壊れそうだから――





「…ふぅ」





意を決して部屋へ行く。



部屋のドアを開けると静かに座ってる桃果がいて、それだけで嬉しい。


俺に気づいて目が合う。





「ありがと」



「ん…」